お呉なんしヨト

おろ〱泪に

したへゆく

此かわいそふにいちらしい子だ

のふほんに米八さんもあの子もどつちをどふともいはれ

ねへから二人ともにこんなに苦労してやるといふのも何

の因縁やらト

ひとりごとをいひながらほつとためいきを

つくおりから番しんしやうじをあけて

ばんしんながい

湯ざましたろふネ

此糸はにつこり

わらひながら

此アイサ相應にながふさん

したネおまはん今あがつて來るとき下でなんぞまた小

言が出やアしましなんだかへばんイヽヱ氣が付ませんヨト

いふところへ禿

かけて來て

禿アノウおゐらんヱ又ネあの意地わるがおこり