みれば此いとがなほ

いとしさもいやまさり

此わたしも何の因果だか一人ならず

二人まで倦まで世話をしてやらずは長ヱ一人ならず

二人とはヱ此ヱ何サおまへさんも若旦那をもサト

いひ

まぎ

らして

泪をふき

そして此ごろは下のは

下のとはこうけんの

鬼兵へがことなり

機嫌がよふ

おざんすかへ長ナニ私しやア寔にこまりますヨいふ

ことをきくのは否聞ないければあの通りいじめて朝

晩やかましくマアどふしたらよからふねへそれにつけ

てもお兄イさんは

これ丹次郎がことにして心におつとゝおもへども

いつしよにそだちことにはづかしければ兄といへり

何所に