けり

主丹次郎は

かほをしかめ

丹米八その薬を茶碗へついでくんな

胸がどき〱するから

よね八はさしぐしで

男の髪をとかしながら

よねヲヤそふかへどふせう

ねトびつくりして薬を持來る丹何サ何でもねへがト

につこり

わらふ

よねわりい㕝をしたねへト

これもにつ

こりわらふ

丹そりやアそふ

とアノお長はどふしたのふよねお長さんかヱあの子も寔に

苦労しますヨそれに鬼兵衛どんが何かおかしらしいそふだ

から猶心づかひしてゐるやうすサ随分わちきも側で気を

付てゐますけれども何をいふにもおまへはんのことを少は