になつて出すめへと今日まじやア我慢して居たけれ

どおまはんの宅は知れるしそしてマアト

あたりを見まはし

なみだをひざにこぼし

なが

此様なはかない形身になつてゐさつしやうのを見て

どふしてあすこの宅に居られますものか私きやア今日

皈ると直に住けへをねがつて婦多川へでも行て辛

防しておまはんの身を少しも樂にさせ申てへネヱト

しんじつ見へし女のいぢ

男はしゞうふさいでゐる

よねヱモシそして養子に行しつた御宅は

マアどふした訳で急に身代がたゝなくなつたのであり