むき座をしめて酒肴をとり出させ酌つおさへつくみかはし強

六はたゞ只管にその事をのみたのみけるお吉は手摺により添て

下を見おろし完尓として手を磤〻とうち鳴らし吉ヲイ〱お春

さん〱ちよつとこゝへヲイ〱お春さん〱ト呼れてアイト料理やの

二階へきたるお春がとりなり袱包を手にさげて前垂かげの

窶〻しさ右視ればしらぬ侍におはるは跡へ二足三足さがりて

そこへ跪づきはるねへさんなんでございますへ吉何だもねへもん

だヨまアこゝへ来なナニいゝからヨはるそれても吉ナニサいゝと言のに