ほつ゜と息やゝ見つめしが思はずもこぼす涙の一トしづくに
小六はフつ゜と吹出して小コレサ〱串戯だアなナニはらを
立ものかトいはれて安堵し完尓してはる始めはそうかと
思つたけれど何時までもこわい皃して私はモウ真実
に気にさわつたかとこれ御覧なさい胸が㥂〻します
はトはじめておちつき小六が手をもちそへて鳩尾へあて
がへば小六は其処をおしてやり小アハヽヽヽヽ気の毒だツけのう
それじやアおめへ真実におれを何とか思つて居るの